1/2ページ目 「おばあちゃん…俺、輝ニに逢えたよ…」 おばあちゃんが教えてくれなかったら、弟のことを何も知らないままだった。 輝ニと出逢って、お互いに理解して、変われたからこそ今の俺がいる。 花を供えて墓石に水を掛け、線香を挿して手を合わせる。 「なぁ、輝ニ…」 「ん?」 「ありがとう、来てくれて」 「いいや、俺も来れて良かったよ」 「えっ?」 「おばあちゃんが教えてくれたのも、俺達が逢えたきっかけだと思うんだ」 「…そう、だな……」 今こうしていることを、当たり前だと思いたくない。 当たり前じゃなくて、幸せなんだ。 俺も輝ニも、母さんも幸せだから。 おばあちゃん、ありがとう。 冥福を祈っています。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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