1/2ページ目 「………は?」 Call me... 何の話か理解できなかったらしく、彼女は目を見開いて固まってしまった。驚いた君も可愛いんだけど、今はもっと重要なことがあるんだよね。 「急にどうしたの?」 「急じゃないよ、結構前から思ってたし、僕達付き合い始めてからもう2年になるんだよ?そろそろヒカリにも呼び捨てで呼んで貰いたいなぁ〜って」 「…呼び捨てじゃなきゃダメ?」 「ダメ。今日中に呼んでね」 「………」 困った顔をする君も可愛い。可愛いから、ついつい苛めたくなっちゃうんだよね。そのままゆっくりと近付いて壁に追い詰めると、彼女は上目遣いに僕を見つめる。ちょっとだけ潤んだ瞳が僕を映し出す。 早く、と目で促せば、彼女は恥ずかしそうに視線を逸らすと、俯いて小さな声で呟いた。 「…………タケル……///」 そのまま約10秒間、彼女が何も言わないのを確認してから頬に手を当てて上を向かせる。真っ赤に染まった頬と潤んだ瞳。そんな風に素直に恥ずかしがる彼女も本当に可愛い。あまりにもかぁいいからお持ち帰りィイー。なんてね♪ 「ヒカリ…」 「――ッ//」 そっと、触れるだけの口付け。 今日のご褒美。 これから先は、ずっと僕のことを"タケル"って呼んでね、ヒカリ? 〜fin〜 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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