1/11ページ目 暑い最中に運動すると更に熱くなる。 それでも頑張れるのは、君がいるから…かな? 君とタオルとソーダ水 夏の大会に向けた練習は、楽な事なんてひとつもない。 終わった後は全員がへとへとになる。 ただし、僕はへとへとになるくらい疲れても、嬉しいことがひとつだけある。 「タケル君、練習お疲れさま」 「ありがとう、ヒカリちゃん」 君が、誰よりも応援してくれるから。 それが僕の支えになる。 「暑い中大変ね」 「うん。でも、負けたくないって気持ちはみんな一緒だからね」 自分達の為、応援してくれる人の為に、僕達は負けない。 君が、信じてくれるから。 「でも、無茶は禁物よ」 そう言うと、君は持っていたタオルで汗を拭ってくれる。 そして差し出されるペットボトル。 中身はソーダ水。 「ありがとう」 無茶はしないけど、君の為に頑張るから。 いつも支えてくれる、君の為に。 「絶対、負けないでね」 「約束するよ」 じりじりと照りつける日射しが熱い。 爽やかな風を受けて見上げた空には、白い雲が浮かんだいた。 君とタオルとソーダ水 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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