1/2ページ目 「全く……返事くらいしてよ」 小学校を卒業した光子郎君達を祝いに来たはいいけど、なかなか会えない丈先輩にどうしても会いたい。せめてメールの返事だけでもして欲しい。 なんとなくだけど、ここなら会える、そんな気がして海に来ちゃった。 「バカみたい……」 ゴマモンが一緒なわけでもないのに。 「………おーい!!」 「?」 「ミミくーん!」 「丈先輩!?」 「……はぁ……はぁ…ごめん、メールの返事送ろうとしたら電池切れちゃって…」 中学の制服もサマになってきた丈先輩を、不覚にもかっこいいと思っちゃった。別に普段はかっこ悪いってわけじゃないけど、必死になって会いに来てくれたのが凄く嬉しい。 「なんでここだって分かったの?」 「なんとなく、かな? ミミ君がいそうな気がしたんだ」 「また急に来ても探してくれる?」 「勿論。でも事前に連絡してくれるとありがたいな。その分、会える時間が増えるし」 「うん、今度からそうする」 会える時に会っておきたいもんね。そう考える私は恋に酔っている。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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