1/5ページ目 「ヒカル。久しぶりですね」 「私、お邪魔かな?」 「いや」 そう言いながら読んでいた手紙を封筒に戻す親友の彼女を見る瞳は限りなく優しい。とはいえ彼女も、その封筒を黙って見過ごすほど鈍くはなかった。 「それ……ラブレター?」 「…………ああ」 恋人が相変わらずもてると少なからず不安になるだろう。彼はクスリと笑うと、からかい口調で呟いた。 「あなたはラブレターが嫌いですよね、あれ以来」 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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