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静寂に満ちた夢の中
希望と不安がダンスをしていた
あまりにも美しいその光景に
人の儚さを知った
そして迎えた目覚めの時
そこは灰色に満ちた世界だった
誰もいない 何もない場所で
太陽と月が死んだことを知った

ここはそう心の中
涙が溢れてしまいそう

友達だと思っていた犬が
満身創痍になって現れた
か弱い泣き声を吐きながら
僕を見て涎を垂らしていた
結局相容れなかっただけ
初めから何の関係もなかった
僕一人が期待してたんだ
絶望と一緒に横たわる君

ここはそう 心の中
悲しみの雨で溺れそう

早く早くいかなくちゃ
思い出が粉々になって
僕の事を血だらけにするよ
もう戻ることなんて
できやしないから

愛する人にそっくりの影が
地球に突然描かれた
その中に落ちて行く事は
どうやら僕には許されていない
何一つ目印はないのに
真実を僕は探している
虚像と幻聴に悩ませられて
今にも潰れてしまいそうなのに

ここはそう 心の中
気がフレてしまいそう

早く早く行かなくちゃ
ありふれた現実に飛ばされて
普遍的な事実に伴って
僕の自我が崩壊してしまうから

欺瞞に満ちた夢の中
希望と不安も眠りについた
太陽と月は死んだまま
何かがまだ僕を照らしている

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