Foolish stories

過去改変ワンマン列車
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五年前
冬夏(ふゆか)が死んだ












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俺は会社に行くとき電車を利用する

最寄りの全社駅から
会社から徒歩3分の逐次駅まで

始発の6時50分の電車に乗らなければ会社の朝礼には間に合わない

しかしふと気がついた

全社駅の時刻表には今まで始発だと思っていた電車より一本早い6時の電車があった

知らなかった

いつも時刻表は見ていたつもりだが…



まぁ一本早くなればいつもギリギリの朝礼も楽になる

俺は明日それに乗ってみることにした





何気無く左腕の時計を見ると針は5時を指していた

息子の努(つとむ)を保育園に迎えに行かなければならない時間だ

冬夏が生きていれば彼女が努を迎えに行っているのだろうか…

保育園は全社駅から徒歩5分


すぐに着いた


「おとうさん!」

「努」

努はおれが朝早いため5歳ながら朝は1人で保育園へ通っている

保育園の先生はその事を良く思っていないらしい

「良かったね〜努くん
おとうさんがお迎えに来たよ、」

「いつも遅くなってすいません」

「いえ…じゃあまたねバイバァイ努くん」


俺は努の手をとり家へ向かった

これもまた徒歩5分だ

行きつけの惣菜屋に寄り今晩と明日の朝のおかずを買った

「努、お前は努力して良い大人になるんだ…」

「お母さんがそうだったみたいに。」

「…努、何でわかった?」

「お父さんいつも言ってるよ」

"努"は俺が付けた名前だ
冬夏は努力家だった
努力して何でも出来た
天才だった

だから冬夏だったら努力の努を名前に入れると思った



アパートにつき右ポケットから鍵を取り出して玄関を開けた

「ただいまぁ」

十枚の畳が広がる一室に入る前に靴を脱ぎ二足とも綺麗に並べた


「努、手洗いうがいちゃんとしろよ」

「うん」

努が手洗いうがいをしている間に晩御飯を準備する

明日はいつもより早いから早めに寝なければならない
そのよるは努の好きなアニメを見て寝た

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