Foolish stories

モルモット
1/9ページ目


「お早うございます…」

ドアを開けて蛍光灯のスイッチを押す

柏原研究所の一室、558号室。広々としたその部屋には脳についての研究に関する書類が散乱し、様々な実験器具、装置が置いてある

その中に1つだけ明らかに他の物とは違うモノがある

集音機、スピーカー、モニターが5つも付いたスパコン、それぞれの色とりどりのカラフルなコードの先にはホルマリン漬けの脳がある

それが彼女だ

「オハヨウゴザイマス」

スピーカーから聞こえてくる合成音声

「気分はどうですか?西藤さん」

言いながら僕は白衣に着替えて彼女の前にある椅子に座る

「マダ慣レナイデス…ナンカ、何ヲスルニモ違和感ガアルッテイウカ…」

「そうですか。何か変わったことはありませんか?」

「特ニハ…」


「お早う」

ここの研究員の先輩の高崎さんがドアを開けて入ってきた

「あ、高崎さん。お早うございます」

「私今日コーヒーな気分なのよねぇ〜」

白衣を羽織って僕を凝視する高崎さん

いつもここで根負けしてコーヒーをついでくるのだが今日こそはとにらみ返す


[指定ページを開く]

次n→ 

<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。




w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ